採用活動において、人事はフォロワーの役割を担うことがあります。フォロワーとは、応募者と並走し、内定までをサポートする役割のことです。

優れた人事(フォロワー)は応募者に対して「選択肢」を提示します。

翻ってイマイチな人事(フォロワー)は応募者に対して「べき論」を提示します。
もし、相手を就職や転職のプロに育てるのであれば「べき論」も悪くないのでしょうが、相手がそれを望んでいないはずです。

ある応募者が、複数社から内定をもらい迷っているとしましょう。その時に優れたフォロワーは「事実」「全体像」「選択肢」を組み合わせて提示します。

極端な例かもしれませんが、
「うちの会社に入れば成長します。ぜひうちの会社に入るべきです。」とは伝えません。

「今弊社は〜のように成長しています。反面、〜といった課題を抱えているのも事実です。
もし弊社を選んでいただければ、〜といったキャリアを描くことができると思います。ただし、〜といったリスクや活躍次第では〜という状況も可能性としてはあります。
また、A社を選ばれた場合、〜といったキャリアを描くことができると思います。ただし、〜といった点などは要望に合わないことも出てくるかもしれません。あくまで私の視点なので、相手の人事さんにも聞いていただけるとよいかと思います。
それを踏まえて〜のように考えてみてはいかがでしょうか?」

のように「事実」「全体像」「選択肢」を組み合わせて提示します。

そして、優れたフォロワーは、応募者に選択肢を提示し、相手に選んでもらいます。

そうすることで、応募者にとってフォロワーは、自分の味方で、支援者という存在になれます。

このようなフォロワーのいる企業の採用が強いというのは、言うまでもありません。